« DATA | トップページ | 名頃かかしの里(徳島県) »

平家ゆかりの吊り橋、奥二重かずら橋(徳島県)

名頃地区(徳島県)を更に東へ進めると、東祖谷の最奥に「奥二重かずら橋」(徳島県)がかかる。奥二重かずら橋(徳島県)は、自生のシロクチカズラで編まれた吊り橋。約800年前、讃岐志度の戦いに敗れた平家の一族が、剣山、平家の馬場での訓練に通うために架けたと伝えられている橋だ。祖谷川の流れに、二本のかずら橋がかかる風景は、秘境のムード満点。約44mの長さを持つ男橋と、約22mの女橋の二本が、平行して並んでいることから、「夫婦橋」とも称される。かずら橋の隣には、「野猿」と呼ばれる、人力で対岸に渡るためのロープウェイもある。ロープを手で引いて手元に引き寄せると、前進する仕組みで、こちらもまた、古の趣がある。


 平家の落人たちが住んだという東祖谷(徳島県)は、古きよき時代の「日本の原風景」と出あえる地域だ。茅葺きの民家やかずら橋はじめ、まるでタイムスリップしたようなその昔ながらの景観に対峙したとき、私たちは、現代の生活で忘れていたものや、自然の奥深さを改めて再発見できるような気がする。

(文と写真)井上晴雄

« DATA | トップページ | 名頃かかしの里(徳島県) »

sponserdlink

徳島特集

無料ブログはココログ

平家ゆかりの保存食「もろみ豆腐」

プロフィール

  • (プロフィール) 井上晴雄:昭和52年生まれ ライター、画家として活動している。大阪府在住 旅行作家の会会員

    井上晴雄

    バナーを作成